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リスティング広告の効果を最大化するLP(ランディングページ)の作り方|相乗効果を生む改善方法を解説

あいさつ

 本コラムをお読みいただきありがとうございます。船井総合研究所のWEBマーケティングコンサルタント、松本です。

 多くの企業がリスティング広告に注力されていますが、「広告はクリックされるのに、なぜか成果に繋がらない」というご相談を頻繁に受けます。その原因のほとんどは、広告のクリック先である「ランディングページ(LP)」にあります。

 本稿では、リスティング広告の成否を分けるLPの重要性から、コンバージョンを高めるLPの具体的な作り方、そして「LPと広告 相乗効果」を生み出すための改善運用戦略まで、網羅的に解説していきます。

Ⅰ:リスティング広告の成否は「ランディングページ」で決まる

 リスティング広告において、広告がクリックされることはスタートに過ぎません。ユーザーがクリック後に訪れるLPでいかに心を掴み、行動を促せるか。ここが勝負の分かれ目です。

 質の高い「リスティング 広告 ランディング ページ」を用意することは、単にコンバージョン率(CVR)を高めるだけでなく、広告の品質を向上させ、クリック単価を抑制するなど、絶大な成果をもたらします。このコラムでは、そのための具体的なノウハウを余すところなくお伝えします。

Ⅱ:リスティング広告におけるLP(ランディングページ)の役割と必要性

 まず、リスティング広告とLPの関係性を正しく理解することが、効果最大化への第一歩です。

リスティング広告とLP(ランディングページ)の関係性

 LP(ランディングページ)とは、直訳すれば「着地ページ」ですが、Webマーケティングの世界では、広告などから流入したユーザーに対し、特定の行動(購入、問い合わせなど)を促すことに特化した「ゴールへ導く1枚のページ」を指します。

 一般的なホームページが複数の情報を持つ「デパート」だとすれば、LPは特定の商品だけを売る「専門店」のようなものです。リスティング広告のように、明確な目的を持って検索しているユーザーに対しては、余計な情報で迷わせず、スムーズにゴールへ導くLPが最適な受け皿となるのです。

なぜリスティング広告では特にLPが重要視されるのか
 リスティング広告にLPが必須とされる理由は、大きく3つあります。

1.ユーザーのニーズに最適化した情報を提供できる
 ユーザーは特定のキーワードで検索し、その悩みを解決したくて広告をクリックします。LPは、そのキーワードに完全特化した内容で構成できるため、ユーザーの期待に100%応えることが可能です。広告で「〇〇 料金」と訴求しているのに、リンク先が会社のトップページでは、ユーザーは料金情報を探す手間がかかり、離脱してしまいます。

2.広告の「品質スコア」向上につながる
 Google広告などでは、広告の品質が「品質スコア」として評価されます。このスコアが高いと、広告が上位に表示されやすくなったり、クリック単価が安くなったりします。品質スコアの重要な評価項目の一つが「ランディングページの利便性」であり、広告とLPの関連性を高めることが、広告効果そのものを向上させるのです。

3.成果に直結するコンバージョン率(CVR)を高められる
 LPは、ユーザーをコンバージョン(成果)へと導くための情報設計が徹底されています。 ユーザーが迷わずに行動できるよう、説得力のある情報を適切な順番で配置し、強力なCTA(行動喚起)ボタンで後押しすることで、CVRを最大化することができるのです。

Ⅲ:LPの効果を最大化する!コンバージョンを高めるLPの要素と改善のコツ

 では、成果の出る「リスティング LP」はどのように作ればよいのでしょうか。ここでは、共通する「8つの黄金要素」と改善のコツを解説します。

成果が出るLPに共通する「8つの黄金要素」

ファーストビュー: ユーザーがページを開いて最初の3秒で、自分に関係のあるページだと判断できなければ即離脱します。心を掴むキャッチコピーと魅力的なメインビジュアルが不可欠です。
共感パート: 「こんなお悩みありませんか?」とユーザーが抱える課題を具体的に示し、「その気持ち、わかります」と寄り添うことで、自分事として読み進めてもらうための導入部です。
信頼性パート: お客様の声や導入実績、メディア掲載歴、専門家の推薦など、第三者からの評価を提示することで、商品やサービスへの信頼性を高めます。
ベネフィット: 商品の特徴(機能やスペック)を羅列するのではなく、その商品を使うことでユーザーの未来がどう良くなるのか(ベネフィット)を具体的に描きます。
競合との差別化: なぜ他社ではなく、自社の商品を選ぶべきなのか。独自の強みやこだわり、他にはない価値を明確に伝え、優位性を示します。
行動喚起(CTA): 「資料請求はこちら」「今すぐ購入する」といったCTAボタンは、ユーザーがいつでも押せるように複数配置し、目立つデザインにすることが重要です。
離脱防止: 購入や申込みを迷っているユーザーの不安を解消するため、「よくある質問(Q&A)」や「安心保証」を提示します。入力フォームの項目を最小限にすることも離脱防止に繋がります。
説得力のあるオファー: 「今だけ半額」「〇名様限定」といった限定性や、「無料特典付き」などのオファーで、"今"行動すべき理由を強力に後押しします。

効果測定と改善サイクル

 LPは一度作ったら終わりではありません。効果を測定し、改善を繰り返すことが不可欠です。CVRや離脱率などのKPIを設定し 、ヒートマップツールでユーザーの動きを可視化したり、A/Bテストで複数のパターンを比較検証したりすることで、データに基づいた改善のPDCAサイクルを回していきましょう。

Ⅳ:リスティング広告とLPの相乗効果を生み出す運用戦略

 優れた「LP 広告」は、それぞれが独立して機能するのではなく、連携することで強力な相乗効果を生み出します。

広告キーワードとLPの「関連性」を徹底的に高める

 成功の鍵は、広告とLPのメッセージを一貫させ、関連性を極限まで高めることです。例えば、「〇〇 料金」というキーワードの広告からは料金が中心のLPへ、「〇〇 事例」というキーワードからは導入事例が中心のLPへリンクさせる、といった具合です。
 そのために、広告グループごとにLPの内容を少しずつ変えた「マイクロLP戦略」が有効です。これにより、ユーザーの検索意図にピンポイントで応え、CVRを最大化できます。

LPの改善がリスティング広告に与える好影響

 LPを改善し、CVRが向上すれば、同じ広告予算でもより多くのコンバージョンを獲得できるようになります。さらに、前述の通り、LPの改善は広告の品質スコア向上に直結します。品質スコアが上がればクリック単価が下がるため、結果として同じ予算でより多くのクリックを集めることが可能になり、広告効果全体が底上げされるのです。

Ⅴ:LPは本当に必要?ホームページをリンク先にするケース

 最後に、LPが不要なケースについても触れておきます。例えば、Amazonのように複数の商品を幅広く見せたい場合や、誰もが知る強力なブランド認知がある場合は、ホームページをリンク先にすることも有効です。

 ただし、その場合でも、広告のキーワードと関連性の低いトップページにリンクさせるのではなく、ユーザーの検索意図に合った商品カテゴリページや詳細ページに直接リンクさせることが鉄則です。

まとめ:LPの最適化こそがリスティング広告成功への最短ルート

 リスティング広告とLPは、まさに車の両輪です。 どちらか一方だけが優れていても、前に進むことはできません。広告で集めたユーザーの期待に応え、成果へと導くLPの存在が不可欠です。

 質の高い「リスティング 広告 ランディング ページ」を戦略的に作成・改善し続けること。それこそが、Web集客全体の成果を最大化するための、最も確実で効果的な道筋なのです。
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