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バナー広告の「サイズ」完全ガイド|主要媒体の推奨サイズと効果を高めるポイント

はじめに

 本コラムをお読みいただきありがとうございます。船井総合研究所のWEBマーケティングチームです。

 多くの広告担当者様がバナーのデザインやキャッチコピーに注力する一方で、意外と見過ごされがちなのが広告の「サイズ」です。適切な「バナー広告 サイズ」を選ぶことは、広告の視認性を高め、クリック率やコンバージョン率を向上させる上で極めて重要な要素となります。

 本コラムでは、バナー広告の基本から、Google、Yahoo!、主要SNSといった媒体別の推奨サイズ、そして広告効果をさらに高めるためのポイントまで、明日からの広告運用にすぐに活かせる実践的なノウハウを網羅的に解説します。

Ⅰ:まずは知っておきたい!バナー広告の基本とサイズの重要性

 効果的なバナー広告運用の第一歩は、その基本とサイズの重要性を正しく理解することから始まります。

バナー広告とは?その種類と特徴

 バナー広告とは、Webサイトやアプリの広告枠に表示される、画像や動画形式の広告のことです。主に、Webサイトのコンテンツ面やSNSのフィードなどに表示される「ディスプレイ広告」や「SNS広告」で活用されます。視覚的にユーザーに訴えかけることで、ブランドの認知拡大や商品・サービスの魅力を伝える役割を担います。

なぜ「バナー広告 サイズ」が重要なのか?

理由①:視認性の向上

 広告枠に最適化されたサイズのバナーは、ユーザーの目に留まりやすく、メッセージが伝わりやすくなります。サイズが不適切だと、画像が切れたり、小さく表示されたりして、広告効果が著しく低下します。

理由②:広告枠への適合性

 各広告媒体は、様々なサイズの広告枠を用意しています。推奨されるサイズでバナーを作成することで、より多くの広告枠に正しく表示され、広告の表示機会(インプレッション)を最大限に確保できます。

理由③:広告の品質向上

 媒体の推奨サイズに準拠することは、広告の品質評価を高める一因ともなり、結果として関連性の高い場所へ表示されやすくなる可能性があります。

レスポンシブ広告とは?

 近年主流となっているのが、複数のサイズのバナーを個別に作成する手間を省ける「レスポンシブ広告」です。これは、登録した画像やテキストを、広告媒体が広告枠に合わせて最適なサイズに自動で調整してくれる機能です。制作コストを抑えられるメリットがありますが、デザインの自由度が低いというデメリットもあります。

Ⅱ:主要媒体別!バナー広告の推奨「サイズ」一覧

 ここでは、主要な広告媒体で推奨されている代表的なバナーサイズをご紹介します。

【Google】GDN(Googleディスプレイネットワーク)の推奨サイズ
Googleのディスプレイ広告では、特に以下のサイズが成果を出しやすいとされています。
・レクタングル(中): 300×250
・レクタングル(大): 336×280
・ビッグバナー: 728×90
・モバイルバナー(大): 320×100

 特に「300×250」は、PC・モバイル問わず多くのサイトで利用できるため、汎用性が高く必須のサイズです。

【Yahoo!】YDA(Yahoo!ディスプレイ広告)の推奨サイズ

 Yahoo!のディスプレイ広告(YDA)も、GDNとほぼ同じサイズのバナーが利用できます。
・300×250
・728×90
・320×50
・600×500

 GDNとYDAで同じサイズのバナーを併用することで、制作コストを抑えながら多くのユーザーにリーチすることが可能です。

【SNS広告】主要媒体の推奨サイズ

 SNS広告は、掲載面(フィード、ストーリーズなど)によって最適なサイズが大きく異なります。

・Facebook・Instagram広告:
 フィード:1080×1080(1:1)
 ストーリーズ・リール:1080×1920(9:16)
・LINE広告:
 Talk Head, LINE NEWSなど:1080×1080(1:1)
 LINE VOOM:600×400など
・X(旧Twitter)広告:
 1080×1080(1:1)や 1080×1920(9:16)が推奨されています。

Ⅲ:「バナー広告 サイズ」だけでは不十分!効果を高めるデザインとポイント

 最適なサイズでバナーを作成しても、その中身が魅力的でなければクリックには繋がりません。

バナーのデザイン作成における3つのチェックポイント

1.ターゲットに響くコピー: 誰に、何を伝えたいのかを明確にし、一瞬で心をつかむキャッチコピーを配置しましょう。
2.一目でわかるデザイン: 伝えたい情報を詰め込みすぎず、最も重要なメッセージや画像が直感的に伝わるように情報を整理します。
3.クリックを促すCTAボタン: 「詳しくはこちら」「今すぐ購入」といった、ユーザーにしてほしい行動を促すボタン(CTA)を分かりやすく設置します。

効果測定と改善サイクル

 バナー広告は、一度出稿したら終わりではありません。複数のデザインやサイズのバナーでA/Bテストを行い、どちらのクリック率やコンバージョン率が高いかを比較検証しましょう。このPDCAサイクルを回し続けることが、広告効果を最大化する鍵となります。

Ⅳ:バナー広告のサイズに関するよくある質問(FAQ)

Q. 推奨サイズ以外のバナーは使えますか?
A. 媒体によっては使用可能ですが、表示される広告枠が極端に少なくなったり、正しく表示されなかったりするリスクがあるため、推奨サイズでの作成が基本です。

Q. 自分でバナーを作るのにおすすめのツールはありますか?
A. はい。「Canva」などの無料デザインツールを使えば、専門的な知識がなくても、各媒体の推奨サイズに合わせたテンプレートで簡単にバナーを作成できます。

まとめ:バナー広告の「サイズ」を制し、効果的な広告運用を

 バナー広告の「サイズ」は、広告の成果に直結する、決して軽視できない重要な要素です。

 各媒体の推奨サイズを正しく理解し、目的に合わせて使い分けること。そして、最適なサイズを選んだ上で、ターゲットに響くデザインやコピーを追求し続けること。この両輪を回すことで、バナー広告のパフォーマンスは飛躍的に向上し、ビジネスの成長を力強く後押ししてくれるでしょう。
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